便秘と宿便

便秘と宿便について

宿便が出るとスッキリして気持ちが良いですね。
宿便がどっさりとれる便秘解消法。なんてことをよく聞きます。

本や広告などでよく耳にしますから、自分が便秘になってしまうと、自分もたくさん宿便が溜まっているのではと、不安になってしまいますね。

ところで、そもそも宿便とは、どんなものかお分かりですか?
イメージするのは、腸の壁やくぼみにへばりついたような、いつまでたっても出てこない、古くなった便、みたいな感じでしょうか?
しかし、実際にはそんなものは存在しないのです。

腸の内側は、ひだ状になっていて、蠕動(ぜんどう)運動が繰り返されて絶えず波打っています。
ですから、いつも隠れて便がこびりつくような場所はありません。

また腸の細胞は、普通、数日で生まれ変わっています。
つまり、古くなった細胞は、便とともに排泄されてしまうので、便だけが同じ場所に居続けるということも、あり得ないのです。

結論として、よくイメージされるような「宿便」、つまり古い便のようなものはありません。
便秘で溜まった便は、ここ数日間出していなかったもの、ということになります。

やっとの思いで便が出ても、何となくすっきり感が無くて、きっと古い宿便が溜まっているのでは?と思ってしまいますが、それは単に全部出しきることが出来ていないだけです。
いつもお腹に便を抱えている状態ですが、同じ便がずっと残っているわけではないのです。
同じ便が残っていたら、ほんとに気持ちが悪いですからね(笑)

入れ替わり立ち代り、いつも便が居るっていう意味合いでの「宿便」なのです。

これで少しは気分が楽になりましたか?
でも出し切らないと、やっぱり気持ち悪いですね。