便秘と大腸がん

便秘と大腸がん

女性のがんによる死因で一番多いのは何だと思いますか?

一昔前までは胃がんだったのですが、実はここ数年で大腸がんがトップになっているのです。

大腸がんが増加した大きな理由の一つには、食生活の欧米化、つまり高脂肪で低繊維な食事が大腸がんの発生率を上げてしまうと言われています。

高脂肪食は胆汁の分泌を刺激して、胆汁の分泌量が多くなると、腸内細菌の作用で発癌を促進する物質ができる可能性が高くなるということです。

では、便秘と大腸がんの関係はどうでしょうか。

便が大腸の中に留まっている時間が長いと、便に含まれている発がん性物質が大腸の粘膜に接する時間も長くなり、癌になりやすいと考えられています。

また便が長く腸内にあると、ガスだけではなく活性酸素も発生します。
活性酸素は腸の細胞を刺激して腸内細菌のバランスを崩してしまうため、免疫力が落ちて、がんが発生しやすくなるとも考えられています。

排便の時に出血がみられると、「痔になった」とすぐに自己判断してしまう人が多いと思いますが、大腸がんが原因での出血かもしれません。

特に大腸がんの中でも、S状結腸にがんが出来ると便の表面に血液がつくことが多いようです。
また直腸がんでは、便に鮮血がつくことが多いので、特に注意が必要です。

便に血が混じっていたら、安易に痔だと判断せずに、大腸がんも疑って病院を受診することをお奨めします。

便秘になると肌の調子が悪くなることを気にする女性は多いですが、肌荒れやお腹の張りよりも、便秘は大腸がんやポリープの原因になることが最も怖いのです。

便秘から痔や大腸がんにならないためにも、しっかりと原因を突き止めて、自分に合った便秘解消法で健康を取り戻すようにしましょう。